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CIMX NEWS ・ PRESS RELEASE
 

電力の無駄を測定   「ESPドラゴン」開発  
シムックスの中島社長
 


新聞  | 毎日新聞 2006年2月14日
 

省エネ意識 社員から家族へ

 横浜市都筑区大熊町の金型加工業「シムックス」(中島高英社長)が、無駄な電力を測定するシステム「ESPドラゴン」の開発研究と運用で、「05年度省エネルギー優秀事例全国大会」(財団法人・省エネルギーセンター主催)の、資源エネルギー庁長官賞に選ばれた。中島社長に「もったいない」につながる省エネ発想を聞いた。

----受賞したシステムは、どんなもの?
  再生不可能な電力の無駄を分別するシステム。どれだけ自分が無駄に電力を使っているかを知るための仕組みだ。

----金型加工業のシムックスが、なぜ開発?
  バブル崩壊後、鉛筆の1本から血の出るような努力で経費削減をしている。だが、電気代だけはどんどん引き落とされる。いつどこで誰が何に使ったのかわからないと話にならないので、それがわかる仕組みをつくりたかった。

----運用の工夫は?
  データをどう生かしたのかが、受賞のきっかけだと思う。給与明細に自分の部署の無駄な電力量の表を入れ、同時に貢献した分は「省エネ配当金」として配った。奥さん方は明細を見て、会社が省エネをやっていると知り家でも実践する。社員の中でも自発的に意識の変革ができた。
  会社は配当金を出すので、払う分は今までと変わらないが、生産性が上がる。電気の無駄は、人間活動の無駄。集約して仕事をするようになる。

----電力の無駄遣いはそのシステムで削減できるのか?
  できない。無駄かそうでないかは、人が判断する。自分で価値を決め、コントロールするということ。地球環境にこだわれば、一人一人がコントロールできなければ。

----なぜコントロールが大事か?
  資本主義はもうけるだけの仕組み。発展はしても環境へのしっぺ返しもあった。会社も地球を構成するひとコマと考えれば自律的でなければならない。

**ESPドラゴン**

 何にどれだけ使われたかわかりにくい電気を、時系列で電力消費量を測る測定器を工場や事務所の機械に取り付け、社内のLAN(企業内情報通信網)でデータを集めることで、無駄な電力かそうでないかを分別するシステム。同社は04年1月に運用を始め、同月の待機電力量が1万7170キロワット時だったのを、05年3月には6954キロワット時まで60%の削減に成功した。年換算で48.3%の待機電力の削減にあたるという。同社は特許を申請し、4月から別法人でサービスを開始する予定だ。





 

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