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CIMX NEWS ・ PRESS RELEASE
エネルギーの地平を切り拓く“人”50人
環境新聞 ブックレット| 2007年10月31日
◎シムックス社長
中島 高英(なかじま・たかひで)氏
電力消費「見える化」で省エネ 電気でどんな価値を
生み出しているかが闘われる
工場や施設などの電力消費を従業員に「見える化」、更に「伝える化」して、 ″カイゼン″に向け心のスイッチを入れる。シムックス (横浜市都筑区、 045・474・4600)の中島高英社が展開する電力の無駄分別システムは、ダイ工-で一割以上の電力消費削減を 実現するなど、高い省エネ効果が注目されている。
■待機電力を48%削減
「現代は、快適さを維持するのに必要のないエネルギーを大量に使っている。無駄な電力と有効な電力を見極め、利便性や現場のやる気を低下させずに省エネにつなげることが重要だ」と中島氏は持論を展開する。「無駄な電力は、″使途不明金″だ」。
元来、自らが金型生産など製造工場の顔を持つ。生産工程の無駄をできるだけなくそうという発想から研究を続けてきた。二〇〇四年度、自社の金型事業部で一年間掛けて実証した。
工場内の電気機器一〇〇台に、開発した電力量計測装置を設置し、機器ごとの消費電力量を精密に計測したところ、使用電力全体のうち、有効電気量は四一%に 止まる一方、機器の待機電力量が三八%に上るなどの実態が明らかになつた。「待機電力は理論的にはゼロ化にできる」と考え、徹底的な取り組みを開始。
非稼働時の電力は作業者の意識改革で消費を削減。部署ごとの削減実績を給与明細と一緒に配布し、また削減した電力料金を「省エネ配当金」として平等に振り 分けた。更に機器についても、エアコンプレッサーの電力消費が多い主原因が配管の老朽化にあると突き止め、管の交換も手掛けた。
こうした対策の結果、年換算で四八・三%の待機電力量の削減に成功。全力消費全体に占める待機電力量の比率は一八・七%まで低減できた。また労働時間当 たりの売上高は三六%向上し、省エネ以上の効果が上がった。この取り組みは、省エネルギーセンターの〇五年度省エネルギー優秀事例の資源エネルギー庁長官 賞を受賞している。
[2007年6月27日付掲載]
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