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NAKAJIMA COLUMN
 
社長の一口コラム

中小企業世界を目指す


2009年12月24日

 

 今年は政権交代という大きな出来事があった。
政権交代で私たちの生活が変わったかと言えば何も変わらなかった。

  昨年のリーマンショック以来、不景気の風が変わらず吹き続けて悪い影響をもろに受けた年であった。

  製造系は本当に仕事がない。楽天家の私でさえものつくりの危機というよりも終焉ではないかと考えてしまうほどだ。

  それに引き換え中国の元気の良さは、30年前の日本を彷彿とさせる。
  この秋から3回北京を訪れた。

  何よりも驚いたのは、米国やヨーロッパの国々の進出の多さであった。
  日本も製造系の進出はたくさん行われているがIT系や金融系の進出が米国やEUに比べると少ないように思える。

  情けなかったのは、お店で“アニョハセヨ”と韓国語で挨拶されたことだ。
  “こんにちは”“さようなら”は一度も聞けなかった。
  日本人の往来が少ないことを物語っていた。

  小泉政権の負の遺産は郵政民営化問題だけでなく、北京への進出の遅れということも知った。

  日本は、90年のバブル崩壊から失われた10年を過ごし、本来改革すべき時に米国の金融バブルの恩恵を得て悪い部分を温存してしまった。

  だから政権交代が起きたのだが、その成果は我々中小企業には回ってきていない。
  日本がこれからどこへ向かうのか霧がかかって見えてこない。

  しかし変化は大きな流れとなっていることも確かだ。
  これからの中小企業は大手の下請けから脱却して、世界市場を相手にしていくことを考えなくてはならない。

  そんな思いが私を北京に通わせている。
  ベテラン中小企業家としては、本来変化がなく従来通りのほうがいいのだが、自分の気持ちはさて置き、生き残る知恵としぶとさで新しい変化に対応していこうと考えている。
  来年は世界市場を相手に暴れてみようと、心密かに誓いを立てている。
中島 高英


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