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NAKAJIMA COLUMN
 
社長の一口コラム

最近人生が面白くなってきた


2009年04月15日
 
五十五歳を過ぎた頃から、また人生が面白くなってきた。
そんな影響からか、この一年で名刺を交換した人は六百名にもなった。

五十五歳になると若い時代とはあたりの景色が違って見える。 全てが一期一会の世界になる。

いま目の前にあるものに来年、いや、明日また再び会えるかどうかわからない。年齢からくる制約条件なのであろう。

三十年以上も仕事に生きてくるといつの間にか周りの人が変わっていく。
メンバーチェンジもあるし、高い地位に昇った友も多い。また消えていった人はさらに多い。

そんな中、古い友人と久し振りに会うのは楽しいひと時である。
しかし、別れた後に残る違和感は、なんだろうと思いを巡らせて私と彼らの違いに気づいた。
今の私は人生がめちゃくちゃ面白い。やってみたいことがたくさんあるから、好奇心旺盛といったところだ。

世の中は、去年の九月以降、半年で大きく様変わりをしてきている。大企業ですら資金に苦しむ時代になってきた。

ある銀行の支店長と話をしていた時、彼から 「これからどうなっていくのでしょうか。銀行も安泰という訳にはいきませんから。」 と言われたので、 「それは、中小企業が毎月苦しんできたことと同じことを、今味わっているということでしょう。」 と答えたら、彼は嫌な顔をしていた。

十年前あった銀行がどれほど減ったことか。なのにまだ気がついていない証拠である。 勘違いをしているか、気がついても知らない振りをしているか、どちらかであろう。 認めたくない現実は、その人の目からは見えなくしてしまうものだ。

その点、中小企業は違う。会社が誕生した時からいつも危機にさらされ、これからもその苦しみは続くという経験と覚悟を、社長も従業員も持っている。 また見返りに、自分の人生の楽しさも見出している。
この程度の経済危機にうろたえることはない。それがもの言わぬ庶民の底力である。 この底力を発揮できる機会がやってきたと思うと、人生がさらに面白くなってくる。

中島 高英


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