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NAKAJIMA COLUMN
 
社長の一口コラム

中小企業の経営を述べ60年


2008年10月15日
 

  中小企業の経営に携わって20年。ITのシムックスや金型の中島工機、米国の会社やら、この20年間で社長を務めた年数は、延べ40年になる。
それに他の役員の期間も入れると延べ60年を正味25年間でやってきた。総労働時間を計算してみたら、年間3千時間として7万5千時間。大きな病気や怪我もなく、休まずよく働き続けてきたものだ。

  経営者なので残業代もない。時間給にしたらアルバイトとあまり変わらないかもしれない。
  それでも中小企業の経営は自分のアイデアと努力が直接的に結びついていくから楽しい。金儲けのためだけだったら、こんなに働けないだろう。

  そんな経験を別の形で活かしていきたいと思い“中小企業の政策”の勉強を始めた。中小企業は日本政府の出す政策に大きな影響を受けていることを知っている人は少ない。

  金型の町工場が私の出発点であるが、この業種は政策による誘導をもろに受けている。日本の高度成長を支えるために仕組まれた構造が政策の歴史を勉強することで見えてきた。

  そこで驚いたのは、この政策が現場を経験したことのない人たちで作られていることである。さらに悲惨なのは、中小企業からの声がなかなか伝わらない点である。

  同じ日本語でありながら、政策を作る側と現場の言語が違うのではないかと思うほど、話が通じない。政策を作る側だけを批判しても改善が進まないし、問題は双方に存在していることも分かった。

  金融危機が始まり、世界の構造が流動してきた。その波は中小企業を直撃している。こんな時代だからこそ次世代のために自分が出来ることは何かということを自問自答して出したのがコンサルティングという新しい仕事である。

  そんなわけで、またまた会社を作って社長のイスに収まることになった。シムックスコンサルティング株式会社である。まだまだ記録更新を続けることにした。

中島 高英


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