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NAKAJIMA COLUMN
 
社長の一口コラム

「愛妻弁当と働くということ」


2008年10月15日
 


  シムックスを始める時、心に誓ったことがある。

 当時流行していた武田鉄也さんの“母に捧げるバラード”という歌があった。
 “働いて働きぬいて、遊びたいとか、休みたいとかそんなこといっぺんでも思うてみろ。
 そんな時ゃテツヤ死ね。それが人間ぞ、それが男ぞ”  この言葉が心に浸みて、“毎日働き続けること”を自分の掟にした。

 それを愚直にも20年以上守り続けてきた。

 世間では親に援助してもらって二代目の道楽でコンピュータの会社を作ったと思われていたが、実際は違っていた。

 当時は父と対立して親と一緒に住んでいた家を出て、妻と二人で小さなアパートに引っ越したばかりであった。  そして、家を買おうと貯めていた300万円を元手に会社を作った。当時の貯金すべてである。

 女房に、“会社に家のみんなお金を持っていってしまう”と言われたが、その一言を言っただけで毎日お弁当を作って送り出してくれた。

 休日出勤の時は社員たちの分も作ってくれた。  当時コンビニはもちろんないし何よりお金がない。

 毎朝、家を出る時に弁当箱を持ちながら、この歌を口ずさみ  “休みたいと思ったらアカン”と自分に言い聞かせていた。  私にとって働くということは上からの強制的な労働でなく自分の思いを実現することである。

 “思い”はアイデアなんて薄っぺらなものでもない。  働くということは思いを形にしていく作業である。  毎日働くということは会社に毎日通うことでもない。

  コンピュータの発達のおかげでどこにいても仕事がやりやすい時代になったが 働かされているという受け身では辛いだろう。

 働くということは自分の自発的な気持ちと他者の支えがあって成り立っているものだ。

中島 高英


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