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NAKAJIMA COLUMN
 
社長の一口コラム

“伝えるということ”


2008年06月19日
 

  我々現代人は、“伝えるということ”を“コミュニケーション”と呼んでカンタンに片づけてしまっている。
しかし、このコミュニケーションの下手さが作業の効率を落とし、挙げ句の果てには人間関係を悪化させてしまっている。携帯電話やメールの普及の陰にこの大事な技量が置き去りにされているように見える。

  そんな時も我々は、単純にコミュニケーション不足と呼んで片付けてしまう。
 問題の根はコミュニケーション不足と呼んでいる量の不足でなく技の不足なのである。
 原因を量の不足とすると解決策は回数を増やすことになる。しかし原因を技の不足とすると技を上げるための質の向上を行うことになる。

 この質の向上に心掛けている者が少ない。毎日たくさんのメールや報告書に目を通しているとこの点が気になってしかたない。

  コミュニケーションとは、“発信”“受信”“合意”の3つのプロセスで成り立っている。一回で“合意”ができないから“発信”と“受信”を何回も繰り返すが、これを難しくしているのが“美しい日本語”である。
  主語のない文章でも成立してしまう。仕方ないから、文脈と読め、行間を読め、あげくには空気を読めという方向に行ってしまっている。

  日本語の欠点を前提にすると当然の帰結なのだが、スピードと効率を求めるビジネスではそうもいかない。

  ビジネスでの合意事項は仕様、金額、納期等のたったの10項目と決まっている。合意事項こそが成果である。 この成果を求めて“売り手”と“買い手”の2者が、コミュケーションの3つのプロセスの繰り返しを行っていることになる。

 そこには忍耐と思いやりという愛情が必要となる。この2つの心がないと、”良い関係”とは言えない。やはり大事なのは成果ばかりでなくプロセスにもあることを忘れないでほしいものである。

中島 高英


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