最近、イジメによる子供たちの自殺が多発して
大きな社会問題になっている。
そのうちの1件で、原因は教師によるものとされて、校長先生が謝っている姿と自殺された親た
ちが激しく教師を非難している姿が連日テレビニ
ュースに写しだされて、あたかもすべての責任が
教師にあるかのように流布されている。
私の子供の頃にもイジメはあった。ただ違うの
は自殺までには至らなかった。
イジメはいけないことで、その原因を追究し解
決していくことは大事なことだ。しかし、社会や
学校が解決策を見出していくには時間がかかる。
解決される前に子供たちの自殺は続き、または心
が傷ついたまま成人して不幸な人生を送ることに
なる。
問題の設定をイジメ問題の責任を追及すること
と、イジメによる自殺の回避の策を考えるとに分
けて緊急対策を打つべきである。
現場のカイゼンのやり方は、長い時間が必要と
される根本対策と、即対応の緊急処置のふたつが
同時に行われるのが一般的である。それが日本の
ものつくりの知恵である。この知恵をイジメ問題
にも適用できる。
イジメによって自殺にまで追い込まれる子供た
ちに救いの手を差し伸べられていないと言い換え
てみると、もっと対策が打ちやすくなる。
学校でイジメが発生しているとすると、イジメ
の暴発を防ぐのは教師と親の責任である。いじめ
た側の生徒の親にも責任はある。子供たちがどん
な学校生活を送っているのか、テストの成績だけ
でなくもっと関心を持って、日々子供を見守るべ
きである。
同じように、自殺に追い込まれるまで気がつ
かない親にも責任がある。
1週間を168時間とすると、学校にいる時間
は18%の30時間、残りの82%の138時間
は家庭にいる時間である。家庭にいる時間のほう
がずっと大きい。
それに学校では教師1人に対して1クラス40
人の子供だが、家庭では二人っ子ならば親2人対
して子供2人で1対1、一人っ子ならば2対1で
ある。
これを時間比に直すと、学校と家庭では圧倒的
に家庭のほうが十二分な対応ができる余裕がある
ということだ。なのに自分の子供が自殺するまで
気がつかないというのは、親の怠慢以外なにもの
でもない。
家庭の中で親として、自分の子供との会話、コ
ミニュケーションが足りていないという自分の日
頃の怠慢に対して反省すべきある。そうすれば、
イジメは解決できなくとも自殺にまで至るケース
は抑えられると思う。
親たちよ!被害者面はやめて、自分たちの子供
を自殺から守るように意識と行動を変革すべきで
ある。子供を救えるのは、親からの愛だけである。
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