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NAKAJIMA COLUMN
 
社長の一口コラム

只今、断食中


2003年11月05日
 

 10月の初めに人間ドックに入ったら、生活習慣病という結果が出てしまった。うすうす自分でもやばいなと思っていたが、数値で出てしまうとインパクトがある。もし数値がなく医者から言われただけだったら、きっと「やぶ医者に何がわかる、自分の体は自分が一番よくわかっている」と自分勝手な言い訳をしてしまったに違いない。たとえ自分でも不安があったとしても。

  医師からは薬を勧められたが、生活習慣を変えて自助努力で体質を改善することにした。

  いろいろな本を買って読んでみて、自分でやれそうなものを選んだ。それが断食である。断食といっても、プチ断食という軽いタイプのものである。週1回の1日断食と毎日の1食断食だけなので、仕事には差し支えない。

  食生活ではベジタリアンにし、酒も週1回350mmlのビールを1本程度にしてみた。その効果は、体が軽くなり、すがすがしい感じになった。数値的には3週間で体重が4キロ減り、体脂肪が20%から15%になった。

  もちろん、今回の目的は、ダイエットではなく肉体の体質改善である。数値は目安であり、目標値にすぎない。だから無理をしない。食べたくなったら我慢せず、少量食べることにしている。
  自分がこういう生活をしてみると、世の中の人は食べ過ぎだし、テレビは食欲を刺激をするものばかりが映し出されているなと感じてしまう。

  インプットとアウトプットのバランスが崩れたのは、テレビコマーシャルのせいかも知れない。必要以上に欲望を刺激される生活をおくらされているのが現代社会であるということがよく判った。

  人間と同じように、社会も会社もアウトプットよりもインプットの方が多すぎるようである。ちなみ私の工場を見直してみたら、排出物がCo2換算で月に2トンもあった。エネルギーの無駄が多いことが分かる。

  会社も体の健康診断のように、定期的にエネルギー電気や水のインプットと製品にならなかった廃水や廃エネルギーを計測し、数値化して、ヘルスモニタリングをすることが大切である。客観的な数値を見せつけられると、改善への道しるべが見えてくる。

  人間によって構成されている会社も社会も、人の体と同じで過剰刺激消費型になっていると、つくづく感じる今日この頃である。

中島 高英


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