先日、ニューヨークを中心に大きな停電があった。すぐに現地の会社から、メールで状況を知らせてきてくれた。現地ではライフラインが停止して、大変なショックを受けていた。
この停電に対して、日本での反応は、電力自由化により設備投資を怠ったために起きたというような誤った論調が多かった。
しかし、今回の停電は、カリフォルニアの問題(発電量の不足)とは違って”電力系統”の仕組みによるものである。メッシュ型の欠点が出たのである。ちなみに、日本は串さし型であるが、どちらにもいい点と欠点がある。要は、自由化とは因果関係がないのである。
”通念”で我々は物事を決め付けてしまうくせがある。
”日本では、サービスに金を払わない”とよく言われているが、これも間違っている。今でこそ、もの作り日本と名乗っているが、以前の日本製品は”安かろう、悪かろう”という程度のものであった。そんな製品を売ってしまったら、無償で修理しなくてはお客が怒りはじめてしまう。だからメーカーはサービスを無償にしてきたのである。某メーカの大型液晶テレビなどは、今でもすぐに家まできてくれて取り替えてくれる。
日本は世界一、サービスにお金を払う国かもしれない。ガソリンスタンドでのサービスを比べてみよ。銀座のホステスについでもらうお酒の値段をみよ。単価に人件費がきちんと上乗せされていることをよしとしているではないか。
”日本人は器用で勤勉である”これも間違っている。器用な人もいれば、不器用な人もいる。役所に行ってみるといい。どこに勤勉さがあるだろうか?イタリアのウエートレスのほうが何倍も勤勉に見える。
”日本はモノマネでオリジナリティーがない”というのも、やはり間違っている。オリジナリティーがないのは、官僚や先生や大会社の人たちだけである。そのほうが、彼らに都合がいいだけにすぎない。オリジナリティーを持つ人を否定し続けてきたのだ。日本の歴史をみても、中国から文化を学び、そこから日本独自のものを作り出してきたし、今だに残っているではないか。要は、オリジナリティーを認める価値観に変換すればいいでのである。
”通念”を疑ってみると、目からうろこになるのに驚かさせられる。
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