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トヨタ車体は、創業者豊田喜一郎の「自動車工業の確立のためには、関連工業の発展が必要であり、とりわけ専門的なボデー生産会社が不可欠」との考えから誕生しました。以来、トヨタグループの中核ボデーメーカーとして研究と創造をモットーに、時代のニーズに先駆ける製品の開発・生産に取り組んでまいりました。トラックからスタートした車づくりは、乗用車、ワンボックス車へと発展し、ボデーを通して社会に貢献という一貫した基本姿勢で、お客様に独創的な製品をお届けしてまいりました。
御導入製品 カサブランカ
御導入部署 工機部
御導入時期 1999年5月 システム導入 |
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■ 導入の背景 |
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新世紀の工機部を目指したシステムを!
生産管理システムの導入にあたって、目的としては次の3点が挙げられます。
1)部門目標・部門方針達成ツールの整備。
純利益の拡大、間接工数の削減と言う方針を達成するためのツールを整備する。
2)電算賃借料の低減。
生産管理システムを含め、大型計算機を使用していた仕組みについて、そこから脱却し、費用を半減させる。
3)Y2K問題への対応。
この他に、従来のシステムは大型計算機を使用していたため、融通が利かず、ユーザー側で運用の工夫が出来ませんでした。また、改善のため頻繁に変更する作業指示工数の原単位や工程を自分たちで変えられないという問題もありました。
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■ 選んだ理由 |
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金型を分かっているSE、金額、リードタイム
システムを選ぶにあたって、まずは、新システムの要件書として、欲しい機能や帳票類の設定をしました。この要件書を6~7社に提出し、プレゼンテーションをしていただきました。システム導入に際しては、
①スケジューリングパッケージ+データベース+開発、
②すべて新規に開発、
③総合パッケージ+カスタマイズの3つの選択肢を考えておりました。
各社の話を聞くうちにいろいろイメージができ、
1)SEが金型のことを分かっていること
2)金額面(実際にコンペをすると3~4倍の開きがありました。)
3)リードタイム
の3点を考慮し、最終的にパッケージになっていてすぐに使えるシムックスさんのカサブランカをベースにしようと決めました。導入されている金型メーカーさんに見学に行けたのも理由の1つです。 |
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■ ご導入までのスケジュール |
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パッケージ+カスタマイズ。まずはプロトタイプで試用を
パッケージを元に、これまでの仕組みの悪さを改善したかったので、最初からカスタマイズするのではなく、プロトタイプを現場に入れて、試用し指摘してもらう形をとりました。具体的なスケジュールは次のようになりました。
・98年7月~99年2月 プロトタイプの試用
・99年5月頃 新システムへの切り替え
切り替え後にチューニング期間を設けてレベルアップさせています。現在は、大日程や売上までを含めた仕組みを整備して、完全に使えるものにしようと進めております。
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■ 導入後の効果 |
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1)間接作業4名の工数を低減。
データ入力オペレーター他4名ほどの工数を低減できました。
2)システム経費の半減。
大型計算機を使用していたときよりも、経費を月額で半分にすることが出来ました。
3)Y2Kの問題の心配なし。
新しく作ったシステムなので、問題はありませんでした。
● 効果1
リアルタイムに情報が見えるようになりました。これまでは、購買情報は月に1回、作業実績は10日遅れ、売上に関しては半月以上遅れの情報しか見られませんでした。新システムでは、作業実績も予算情報・購買情報も翌朝には見られるようになりました。
● 効果2
指示工数(工数見積もり)業務の時間短縮。これまでは、担当者が見積もり条件を入力し、コーディングした後、オペレーターがデータ入力をしていました。カサブランカの工程登録の仕組みを使うことで、すべて担当者が入力し、即座に見積もりが出るようになりました。更に、データの一元化で、予算工数との対比や指示工数承認が即座に出来るようになり、非常にスピードアップしました。
● 効果3
工数集計作業の工数削減。これまでは、就業時間と実績作業時間を一致させるために1人が丸々かかって、集計や工場の作業組組長に確認して修正するという手間をかけていました。新システムでは、タイムカード情報と作業実績を自動的にマッチングさせて、毎日チェックし、組長さんに修正をしてもらう方式にしたことで、工数が減り、スピードアップしました。
● 効果4
機械仕掛け業務の低減。これまでは手書きで仕掛け順序表(加工計画日程表のようなもの)を作っていました。計画変更、飛び込み、機械の不具合などで、頻繁に変更するため、毎日手で仕掛けを変えていました。でも、シムックスさんのスケジューラーでは、計画変更があっても、自動スケジューリング出来るので、変更に即座に対応出来るようになりました。更に、加工進度がリアルタイムで分かるようにしたことで、段取りする人にも優先作業がすぐに分かるようになりました。
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■ 今後の課題 |
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WEBでリアルタイムに、情報公開と問題点の共有化を!
1)管理の道具として、問題に対して即座に手を打って、その結果を確認できる道具として機能を向上させていくこと。
2)イントラネットで情報を公開し、問題点をより共有化し、素早いリアクションを起こせるような仕組みを部内にとどまらず、関係部署すべてで出来るようにしたい。
現在、工機部では部内のHPを作り、生産情報や売上情報が見られるようになっております。実績も毎日更新しておりますので、毎日リアルタイムに見ることができます。今後は生産管理情報以外の品質情報など、これからさらに共有する情報を充実させたいと考えています。
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プロフィール
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■ 事業内容 |
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会社名:トヨタ車体株式会社
トヨタ車体株式会社は昭和20年設立に設立したトヨタグループの中核ボディーメーカーです。ミニバン・ワゴン・トラックの3車種を担当するほか、福祉車や冷凍車などの特装車両も手がけております。その他の分野では、オゾン水による脱臭・殺菌装置やリニアモーターの住宅用ドア・カーテンなどもやっております。
我々工機部は、生産の半分弱をプレス型で占め、他には樹脂型、精密金型をやっております。金型以外では、ボディー組み付けライン設備などの車両生産設備、社内試作装置なども製作しています。よい品を!安く!早く!をモットーにお客様の想いを形に出来るよう努めております。
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■ 会社沿革 |
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1936年 (株)豊田自動織機製作所が自動車生産のため、当地に自動車組立工場を建設(当社の前身)。
1937年~1938年 トヨタ自動車工業(株)が(株)豊田自動織機製作所から分離独立、当工場はトヨタ自動車工業(株)刈谷組立工場と呼称。その後挙母工場完成により、刈谷工場と改称し、車体の製作と架装を担当。
1945年 当刈谷工場は、トヨタ自動車工業(株)から分離独立し社名をトヨタ車体工業(株)と呼称し、 トラックボデーの専門メーカーとして発足。資本金900万円。
1951年 大型トラックで我が国初のオールスチール化。
1953年 社名を現在のトヨタ車体株式会社と改称。
1954年 小型トラックボデー(トヨエース)生産開始。
1957年 トラック量産工場、刈谷第1組立工場建設。「東洋一のボデー工場」と呼称される。
1964年 富士松工場操業開始。
1965年 乗用車ボデー部門に進出。(ハードトップ車を日本で最初に生産)
1967年 ワンボックス車(ハイエース)生産開始。
生産累計100万台達成。
1968年 富士松乗用車工場を建設し、コロナマークⅡハードトップ生産開始。
1970年 デミング賞実施賞受賞。
1971年 新物流システムTECS製品の開発・生産開始。
1974年 本社事務館完成。
1979年 生産累計500万台達成。
1980年 日本品質管理賞受賞。
1985年 サミトラモーターマニュファクチャリング社(タイ)と特装車技術援助契約締結。
1986年 刈谷第5工場(トラック工場)操業開始。
PM優秀事業場賞受賞。
1987年 春源鋼鐡工業(台湾)と金型、プレス部品に関する技術援助契約締結。
1988年 タイで特装車を生産する合弁会社タイオートワークス社設立。
トヨタ車体研修所完成。
1990年 新ジャンルワンボックス車、プレビア(対欧米)、エスティマ(国内5月立上り)生産開始。
三重県員弁町への工場進出決定。
鹿児島県国分市に(株)トヨタ車体研究所設立。
ボデーメーカー初の生産累計1,000万台達成。
1992年 愛知県高浜市にトヨタ車体精工(株)設立。
1993年 いなべ工場操業開始。
1994年 インドネシアでトラックボデー・特装車を生産する合弁会社スギティクリエーティブス社を設立。
1995年 トップ・オブ・ザ・ワンボックス車、グランビア生産開始。
会社創立50周年。 総合グラウンド完成。
1996年 新コンセプトファミリービークル、イプサム生産開始。
1997年 快適空間のワンボックス、ハイエースレジアス生産開始。
台湾でプレス・板金部品、金型を生産する合弁会社春翔欣業を設立。
いなべ工場がISO14001認証取得。
本社・富士松工場がISO9001認証取得。
1998年 次世代コンセプト乗用車、ナディア生産開始。
刈谷、富士松工場がISO14001認証取得。
1999年 いなべ、刈谷工場が ISO9001認証取得。
2000年 フルモデルチェンジのニューエスティマ生産開始。
3列シートの全能ガイア生産開始。 |