シムックスが見てきた多くの優れた生産現場はどこも、人の経験、技能、知識が見事に活かされています。人の経験、技能、知識をはじめとした人の能力をフルに発揮できる環境を提供することがすぐれた生産管理システムの最重要ポイントであるとシムックスでは様々な生産現場の分析を通じ最重要課題としてカサブランカⅡ開発の中心思想としてきました。
スムーズな流れを作る上でカサブランカⅡを導入するには3つのコツがあります。
①管理のコツ
流れをスムーズにするのは人です。そしてその管理単位は工程単位になります。機械や作業者単位も大切ですが実際現場で行っているのは工程単位が一般的です。高速道路で時速何キロで走れば渋滞がなくなるかを考えて運転している人がいないように現場でも周りとの流れのタイミングを考えて作業している人は少ないのです。
コンピュータもこの単位で情報を整理させていくことになります。コンピュータがいくら細かく計算したところで実際の現場には役に立つことはありません。
②運用のコツ
スムーズに流れなくなった所を日々チェックしていき、対応策をそれに合わせて取っていきます。これは人がやります。人がやりやすいよう分かりやすい情報が大事です。ここで問題を解決するために必要な情報を効率よく提供できるシステムこそが現場で支持されるシステムだと考えています。
③導入・運用のコツ
遅れを予知する情報は昨日までの過去の情報が精度よく整っていることが前提となります。人の手に書かれた日報では作業時間の記録に大きなバラツキが存在します。これを元にいくらコンピュータに計算させても答えは違ってきてしまいます。
すべてはリアルで正確なデータを貯めていくことから始まります。コンピュータが予知できなくても進捗がリアルタイムで見えることで遅れを人が読みとることができます。まずはここから小さなシステムから始めることをお勧めいたします。第4節に書かれているように道具として色々な使い道がありますので段階的な使い方をすることで小さな投資と負担でも効率は大きくあがります。
この道具に慣れてから次のステップに行きましょう。